『その理由』

こんにちは。コーチの伊藤です。

梅雨なのか、台風なのか、コーチの誰かが雨男なのか(○○コーチかな 笑)、ここ最近は雨が降りますね。

スクール生の皆、風邪を引かないように、スクールの時に雨が降っている場合は、タオルや着替えを忘れずに持って来ましょう!

今回はスクールでの話しを。

幼稚園生(U6)クラスです。

コーチ「今日はドリブルの練習をするよ」

子ども「なんでぇ?」

コーチ「ここからスタートして…戻って来るからね」

子ども「シュートしないのぉ?」

コーチ「ドリブルをする時には、顔を上げてね」

子ども「どうしてぇ?」

コーチ「いつでもボールが体から離れないようにね」

子ども「やだぁ〜(笑)」

……

他競技でカテゴリーに違いはありますが、こんな話を思い出しました。

プロのスキー指導者だった方が、ある高校のテニス部の顧問をする事になりました。

その方は、テニスは全くの未経験であり、生徒達の方が知識も経験もある。

そこで考えたのは、練習を生徒達に任せ、自分が教えるはずであるその生徒達に、とにかく何でも聞いたそうです。

「これは何のための練習なのか?」

「この練習はどこを鍛えるものなのか?」

「この練習が試合にどう繋がっているのか?」

等々、様々な質問に、

「このような理由があって、この練習をしています」

「この練習では、ここを重点的に鍛えます」

「このような試合状況に、繋がっていきます」

生徒達は、一つ一つ確かめるように答え、日々取り組んでいきました。

その結果…

その高校は大会で結果を残し、県内で強豪と言われるまでに成長しました。

……

以前にもブログで触れましたが、どんな練習をするかよりも、どのように(意識や姿勢)練習に取り組むかどうか。

この例からすると「意識をさせられた」という表現が正しいのでしょうか。

その練習の意図を自分で理解し、どう試合に繋げていくのか。それをコーチに聞くか聞かないかは別として、「その理由を理解する」「意識を持って取り組む」というのは、カテゴリー問わず大切な事だと思います。

幼稚園生と言えど、お互い日々成長ですね♪

それでは、また。

今日の一言!

子ども「コーチ、どうして練習するのぉ?」