『スクールでの出来事』

こんにちは。コーチの伊藤です。


先日の台風で、傘が逆に折れ、壊れました。「ん?逆にしたら、まだ使えるんじゃ?」と思い、逆にしたら…


そんなわけは、ありませんでした(笑)


今回はスクールでの出来事を。


最初のトレーニングが終わり、メインのトレーニングに移りました。説明を終え、数回繰り返していく中で、スタート位置に付き、コーチの笛の合図を待つ間に、少しでも有利にボールを受けたいと、少しずつ少しずつスタートの位置から前へ出る子ども達。


俗に言うフライングです(笑)


それを観て、一言。


「そうゆうのは、バレないようにやりなさい(笑)」


それを聞いた子ども達は、我先にと、いかにバレないようにと、僕と駆け引きをしてきます(笑)


スタートをする場所が4ヶ所あるので、僕がどこかを向いている間に、出てきたり(笑)


勿論、これには色々な考え方が出来ますし、それを認めないことも、時と場合、トレーニング内容によりあります。


ただ、今回のトレーニングは、先ず長い距離を走ってからボールを受け、そこから対人(今回は2対2)のトレーニングを合図が出るまで繰り返すという、しかも味方と相手の色が分かれていたり、そうではなかったりと、頭も身体にもとてもハードなもの。


その中で、自発的に子ども達が生み出したその「遊び」の部分は、とても素晴らしいと思います。


さらにその中でも、しっかりとスタート位置にいる子どももいます。周りがそうしている中で、それを選ぶということも、これもまた素晴らしいですね。


サッカーはフライングの出来るスポーツとも、言われます。意味としては、相手と一緒に「よーいドン」ではなく、いかに相手より先にスタートを切るかで、優勢になれるということです。


グランドで起こる、そんな子ども達の発想を、指導者は大切にしていかなければいけません。全てを駄目と否定せずに。


それでは、またの機会に。


今日の一言!


「何かちょっと、自分の時を思い出しました(笑)。ちなみに僕は後者でした(笑)」